【中級】スピリットランド -地上と霊界の純愛物語 [おすすめスピリチュアルBOOKS 他]
19世紀のイタリアで貴族として生きたフランチェッツォ氏が、
霊媒であるA・ファーニスの自動書記を通じて語る、霊界での人生。
原著は1896年に書かれたものですが、アメリカで出版(再版?)
されたのが1993年、そして日本では2000年になって出版
されました。
生きている時にさまざまな罪を犯したため、死後に真っ暗な
低層の霊界から出発したフランチェッツォ氏が、地上にいる
恋人の愛や高次の守護霊たちに支えられながら苦しみや試練を
乗り越え、少しずつ明るい霊界へと進んでいく。
その様子が、物語のようにありありと語られています。
罪に気づくとは、いかに自分が地上の快楽に溺れ、魂を無視
していたか、そして他人のことを考えていなかったかを知ること。
そして、それを償うとは、自分と同じ過ちを犯している人に
気づかせたり、同じように苦しんでいる人たちを救ったりすること。
それは霊界でよりも、生きている時に行ったほうが何倍もいい、
と彼は説きます。
どんな生き方をした人がどんな地獄に陥ることになるのかなど、
地獄についても詳しく語られていますが、決しておどろおどろしい
描写ではありません。
霊界から地上の人間たちにどのような働きかけがされているかも
よくわかり、人生の考え方が大きく変わる一冊。
生きているうちに何をすべきなのか、読む人それぞれが心を改める
ことになるでしょう。
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