【中級】未来世療法 [おすすめスピリチュアルBOOKS 他]
1988年にアメリカで最初の著書、「前世療法」を発表した
ブライアン・L・ワイス博士。
精神科医として退行催眠によって患者の問題を探るうち、
ある女性が自然に前世を語り始めたことから、彼の前世療法は
始まりました。
今やアメリカの医学界でも認められ、世界的にもヒプノセラピー
は定着しつつあります。
「魂の伴侶」「魂の療法」等に続く博士の5冊目の著書として
2004年にアメリカで発表されたこの本は、原題が「Same Soul,
Many Bodeis」といい、邦題のように未来世療法のみについて
書かれたものではありません。
しかし、近年、博士が過去生だけでなく、患者の状況によっては
未来世に行かせることが大きな気づきや癒しとなることを、
たくさんの症例とともにつづったもの。
これも、ある患者が自然に自分の未来世に行ってしまったことが
きっかけのようです。
さまざまな状況にある人々の語る未来世は、あくまで現在の状況を
もとに、可能性のある道として示されたもので、必ずそのとおりに
なるとは限りません。
しかし、「このままだと、やっぱり来世はそうなるのか・・・」と
体験させられることは、本人にとって大きな目覚めとなるようです。
また、読者としては、未来の地球、アセンションの後の様子が
わかるのも、この本のおもしろさです。
一番の魅力は、行間からあふれるワイス博士の愛。
暴力の連鎖や応酬を嘆き、一貫して「すべての魂はつながっている」
と説く博士の、愛や優しさが伝わってくる本です。
前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)
- 作者: ブライアン・L. ワイス
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1996/09
- メディア: 文庫
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