「自分がいくらで売りたい、ではありません」

私は普段から、自分のスピリット・ガイドたちに相談して、
その都度、助けてもらっています。

ところが数年前、ちょっとおもしろい（痛い？）事件がありました。

私がたまたま持っていた株の値段が急騰したんです。
「どこまで上がるの？」「ひょっとして大金が手に入る！？」　と
頭の中が大パニック。

そこで、こんなことで相談してもいいんだろうか、と思いつつ、
一応聞いてみました。


「株価はいくらまで上がるんでしょうか？
　いくらで売りに出せばいいですか？」

すると、こう言われました。

「自分がいくらで売りたい、ではありません。
　株というのは需要と供給によって値段が決まるものです。
　そのことをよく考えてみなさい。」


「いつ、いくらで売ればいいかは教えてもらえませんか？」

「あなたの心に浮かぶ数字に決めなさい。
　その金額で売り注文を出しなさい。」


この時、実は心に浮かぶ金額がありました。
しかし私は「この勢いならもっといくだろう」と思ったのです。

するとその後、株価は順調に思った金額を越え、
「やっぱりもっといきそう！」
と思った途端、なんとどんどん下がり始めました。

結局のところ、株の高騰は一瞬のものでしかなかったのです。

　　　　　
セッションの中でも、
「ガイドさんの言ってることはわかるけど、私にはできない」
と言う方がよくいます。

客観的に見れば、「ガイドさんの言うとおりなのに」と思えても、
自分がいざ渦中に入ると、どうしても冷静に聞けないことって
いうのはあるものですね。

この世の幻想や、自分のエゴに振り回されずに判断することが、
いかに難しいか、と勉強させられた一件でした。

タグ：エゴ チャネリング